残された十字架 -K教会司祭館跡-

Ricoh GXR + A12 50mm F2.5 MACRO
煉瓦の壁に立てかけられた
錆びた十字架 聖なる証

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
母体のK教会は1897年(明治30年)頃に設立されたとある。
この司祭館もきっとその前後のものだろう

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
110年余の時の流れ
強固な煉瓦造りも決して永遠ではないのだ
どこぞの子豚の兄弟もビックリの崩壊ぶり

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
司祭館入り口近くに残される
剥がれ落ちた像がやけに印象的だった
現役の教会もこの朽ちた司祭館も
そのすべてがこの島に残るカトリックの歴史を物語っている


厳かに -K教会司祭館跡-

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
ここはいわゆる小規模的物件である。
しかし司祭館跡という響きは私にとってこの廃墟を特別なものに
思わせて仕方がなかった。
カトリックの方にとっては不謹慎な事かもしれないが
教会、礼拝堂廃墟の類は以前から私を魅了して止まない。

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
祈りを捧げる場所。
信仰や宗派に関係なく当然ながら神聖な場所である
多くの思念が残るような錯覚

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
もはや廃墟とさえ呼んでいいものか
遺構と言った方がしっくりくる

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX

Ricoh GXR + A12 50mm F2.5 MACRO
しかし このような姿であってさえ
どこか厳かな気持ちにさせられるのは
決して先入観のせいだけではないような気がした。


触れる -K教会司祭館跡-

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G

Ricoh GXR + A12 50mm F2.5 MACRO
青き海に囲まれた集落の麓に その司祭館跡はあった

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
僅かに形を留めるにすぎない姿ではあるが

Ricoh GXR + A12 50mm F2.5 MACRO
信仰の跡も確かに残っている

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
役割を終えて 自然に囲まれ 静かに眠る

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
神聖なる場所にほんの少し触れた日


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