進んでた時間

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
最後に、ここは前回も上げた工場跡ですが…

Ricoh GXR + A12 50mm F2.5 MACRO
明らかに 目に見えて

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
崩壊が進行していた。

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
止まっているように見える時間であるが
確実に時を刻んでいるわけで。

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
容赦なく 時の流れは崩壊をまねき
瓦礫はすべてを覆い尽くす事を実感させられる。
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気の置ける場所

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
マッサージ機。というか肩たたき機。
子供の頃、親戚の家で遊んでて
アームに首を挟まれてトラウマになったな
この手のやつを見ると今でも思い出す。

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
炭鉱には付きもののお風呂
坑夫たちが真っ黒になった体を洗い流す場所。
仕事上がりにお風呂に入れるとはちょっと羨ましい気もするが
当人たちからしたらそんな悠長な事言ってられるような環境ではないのだろう。
なにせ生死をかける危険な職場でもあるわけだから。
きっと坑内から上がってきてホッとする事ができた場所であったはず

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
彷徨い歩いていると
以前訪問した時とは違ったものが
色々と垣間見えた


Rockers

Ricoh GXR + A12 50mm F2.5 MACRO
3年前の記事では紹介していない場所
抗口のすぐそばにある建物。事務所的な建物でしたが
おそらく坑夫の待機場所?でもあったような感じです。
多くの残留物が散乱していました。

Ricoh GXR + A12 50mm F2.5 MACRO

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
天井の崩壊も始まっています。
木造の古い建築物です。 おそらくは避けられない現実
閉山からは15年足らずとはいえ、炭鉱自体は70年以上の歴史があるのだから。

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
廃墟で見かけるロッカーって何故かすごく気になります

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
いかん。かなり気に入りました。このロッカー。


Return to mikawa

Ricoh GXR + A12 50mm F2.5 MACRO
福岡県大牟田市にある三井三池炭鉱 三川抗
戦後最大、458名の犠牲者を出すという未曾有の炭鉱粉塵爆発事故が起きた抗口です。
かなり前にいちど記事で取り上げた事があります。
いつだったっけな〜と思って確認したら3年前でした。時が経つのは早いものです。
もう覚えてる人も少ないでしょうし、久しぶりに取り上げてみました。
と言っても前回とは違う場所をね。

Ricoh GXR + A12 50mm F2.5 MACRO

Ricoh GXR + A12 50mm F2.5 MACRO
前と変わらぬ光景
放置された人車もそのままでした。

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX

Ricoh GXR + A12 50mm F2.5 MACRO
今回はどんな姿を見せてくれるだろう。
かたく閉ざされた過去を少しだけ、覗いてみます。


ヤマの痕 -三井三池万田抗-

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G
冒頭のエントリーで書いたようにこの三井三池万田坑は
昨年より一般公開されています
しかしその為に整備されたのは一部の施設であり
まだ敷地内には操業当時の姿を偲ばせる痕が随所に残っています
(その為、立入禁止のところも数多く…)
予算の関係上なのか、あえて当時の姿を残す方針なのか分かりませんが
敷地の片隅に残る機材の残骸などを見て逆にホッとする自分がいました
近代化遺産を残していく。すごく意義のある事だし
その事が今以上に評価されるのはきっと50年後、100年後の事でしょう。
建物・施設を保存するのと同様にそこにあった当時の空気感を
保存する事もきっと大切な事なんだろうと思います。
私の個人的な趣味とは別にねw
でもまぁ公開する以上、仕方のない事かもしれないけど
正直、各施設前に出来てた案内板はちょっとなぁ…w


命綱 -三井三池万田抗-

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G
↑真ん中にある煉瓦の建物が巻揚機室。
整備される前は煉瓦に蔦が絡み付き、
それがまた(私的に)素晴しい景観だったんですけどね
今回新たに見る事が出来たのはこの中にある巻揚機
極太のワイヤーで鉱夫たちが坑口へと降りる昇降エレベーターを
動かすための装置です。まさに鉱夫の命綱でした

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G
巨大な巻揚機の下を通りつつ上階へ上がっていきます。

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G
機械ってやっぱりトキメキますね
スキトキメキトキスです(←またどーでもいいマニアック話)

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
この巻揚機室は明治42年完成のもの
この当時、日本の炭鉱で使われてた機械類は殆どがイギリスやドイツなどの外国製です。
当時の日本はまだ近代化が始まったばかり。機械技術面では欧米に遠く及ばない時代でした。
しかしこの施設は建物も機械もそういった日本の近代化の歴史を物語る
ホントに素晴しすぎる近代化遺産です。

