工場萌え取材
えーと、前回の記事では意味不明な事書いてすみませんでした。
ブログ上で公表するか迷ってた事がありまして・・・けどとりあえず報告しちゃいます。
突然ですが、先日福岡のTV局であるTNC(テレビ西日本)から取材を受けました。

今、福岡県北九州市では昨今の工場萌えの盛り上がりに着目しており
市のPRとしても何かうまく活用出来ないかと模索しているという事。(すこし前に新聞にも載ってました)
そこでTNCの報道番組内でその工場萌え特集を組む事になり、
実際に工場撮影している姿を取材したいとの事らしいです。
んで廃墟ならともかく、なぜ工場写真で私なのか?
実は最初に話があったのは、私もリンクさせていただいてる
「混沌と希望の狭間で・・・」のX富士さんへなのですが
九州での取材だった為、X富士さんは残念ながら都合がつかず
私を紹介いただいたというワケです
正直、超美麗な工場写真を撮られるX富士さんから比べたら
私じゃ役不足でしょ!?と思ったのも事実なのですが
とりあえず取材に応じさせていただきました。^^;
※追記:X富士さんはブログを一旦更新終了してましたが
2/26再び新ブログをスタートしました!オメデト工場長♪

取材スタッフの方々。
寒い中おつかれ様です。


リポーターの桑原麻衣さん
目がクリクリしてて、すごく可愛い(失礼)方でした^^
ベラベラとよく分からないウンチクを話してごめんなさいね。
工場の魅力、伝わったかなぁ?

ともあれ取材撮影は無事終了。放映日はまだ決まってません
でも顔バレする事になるしここでは告知は控えときます。ゴメンナサイ。。。
人様にお見せするような顔でもないしねw
それに福岡のTV局なので放映されるのは福岡県内だけなのです。
でもTV出演は芸能界を辞めて以来、久しぶりだったからちょっと緊張しちゃった☆
・・・・うん、ちょっと言ってみたかっただけ。(*´Д`)
どうもスタッフの方、お世話になりました☆
今度、廃墟特集をやる時は是非ごひいきに♪(そんな特集はないか・・・)


過疎 -南川内分校-

Nikon D200 + Nikkor AF35mm F2D
今、日本は子供の数が年々減っています
今も人知れず廃校となっている学校もあるのかもしれません

Nikon D200 + Nikkor AF ED70-300mm F4-5.6D
この地域では古くから炭を生産しており、
昔は活気があったようなのですが
やがてエネルギー革命の折、需要の低下に伴って事業が衰退し
人口の過疎と共に廃校となったのでしょう

Nikon D200 + Nikkor AF35mm F2D

Nikon D200 + Tokina AT-X 124 PRO DX 12-24mm F4

Nikon D200 + Tokina AT-X 124 PRO DX 12-24mm F4
今となっては人もめったに来ない山奥。
取り壊す理由もありません。
保存しろとは言いませんが、できればこのまま・・・・
次回、ラストです。


温もりのある廃校 -南川内分校-
南川内分校、続きです

Nikon D40 + Nikkor Ai 50mm/F1.4S

Nikon D200 + Tokina AT-X 124 PRO DX 12-24mm F4

Nikon D200 + Nikkor AF50mm F1.4D
廃校後、おそらく別の用途でも使われていたのかな?
公民館代わりや集会所とか・・・
そういえば私が子供の頃に実家の近くにあった公民館が
こんな感じだったな。同じ匂いがします。

Nikon D200 + Nikkor AF ED70-300mm F4-5.6D

Nikon D40 + Nikkor Ai 50mm/F1.4S
それにしても山の自然に囲まれた学校というのは
なぜこんなにも気持ちいいのだろう。
そこがたとえ廃校であろうとも・・・・
やはり木造校舎の温もりや自然の雰囲気がそういう気持ちにさせるのだろうか?
殺伐とした廃墟も魅力ありますが
やっぱりたまにはいいね、こういう物件も。
・・・でも夜の校舎はやっぱりゴメンだw
と言いつつも以前、廃墟で夜を明かすことになった時は
廃校舎で夜を過ごしましたが^^;
ponichi探検隊は廃墟に対する免疫力を高める為に
定期的に廃墟で合宿を行ってます(嘘)


光差し込む -南川内分校-

Nikon D200 + Nikkor AF35mm F2D

Nikon D200 + Tokina AT-X 124 PRO DX 12-24mm F4
教室の中は意外と広く、
全体的に光の入り具合いも良い空間でした。
ここはいつ頃まで使われていたのだろうか?

Nikon D40 + Nikkor Ai 50mm/F1.4S

Nikon D40 + Nikkor Ai 50mm/F1.4S
机やイスが残っていないのは甚だ残念であるが
壁に残された、小学校の教室にお約束の似顔絵や漢字の一覧表が
気分を盛り上げてくれます

Nikon D40 + Nikkor Ai 50mm/F1.4S

Nikon D200 + Tokina AT-X 124 PRO DX 12-24mm F4
窓ガラスはまだ健在であった。木枠の窓に懐かしさを覚えます。
今は窓の外には雑草が生い茂ってますが
この学校が現役時代、
この窓からは元気に遊ぶ子供達の姿が見えていた事でしょう
続。


面影残る教室 -南川内分校-

Nikon D200 + Tokina AT-X 124 PRO DX 12-24mm F4

Nikon D40 + Nikkor Ai 50mm/F1.4S
教室の中は眠ったような静寂に包まれていました。
この静寂、なんとも廃墟に似つかわしい静寂です。
木造校舎ならではの木の匂いと
湿気を含んだ少しカビくさい匂いが鼻につきます

Nikon D40 + Nikkor Ai 50mm/F1.4S

Nikon D200 + Nikkor AF ED70-300mm F4-5.6D
このフックは懐かしい!
カバンやら、給食袋やら掛けてましたねぇ・・・
廃校は退廃美と共に懐かしさを楽しむ事もできます

Nikon D200 + Tokina AT-X 124 PRO DX 12-24mm F4
薄暗い教室に差し込む緑色の光が眩しい
ちょっと味気ない教室の色と外に広がる緑との
対比的なコントラストが印象的です
少し現実的な話をすると、夏の廃墟は虫や蚊との闘いです。
しかしこの美しさはこの季節でしか見られないものですし
一度味わうとかなりやみつきになりますね
まだ続きます


山中の小さな分校 -南川内分校-
え~今回の案件は、ちょっと季節外れとなりますがご笑許くださいませ...

Ricoh GR Digital II
そこへ訪れた日は夏も終わりに近づいた、ある蒸し暑い日でした。
長崎県北部のこれまた山中にある小さな分校跡...
この案件も記録があまり残っていなかった為、場所は憶測をつけての探索でした

Ricoh GR Digital II

Nikon D200 + Tokina AT-X 124 PRO DX 12-24mm F4
山の中にひっそりと今も残る小さな分校
調べた限りでは少なくとも戦前に建てられた学校のようです。
辿り着いて、最初に目にした外観の感じはご覧のとおり。けっこうキテますw
雨漏り防止?の為のボロボロのブルーシートがちょっとジャマ。
うーん、ダイジョーブかな~?
しかしグルリと周りをひと通り観察した後、ひるむ事なくオジャマしま~す!

Nikon D40 + Nikkor Ai 50mm/F1.4S

Nikon D200 + Tokina AT-X 124 PRO DX 12-24mm F4
中は思いのほか状態は良かったです
荒れ果てたカンジもしなかったですね。
人の訪れる事の少ない、マイナー物件はこれが嬉しい♪
崩れ落ちた廃墟も魅力的ですが、
まだ現役時代の面影を感じさせる廃墟も私は好きなのです

Nikon D200 + Tokina AT-X 124 PRO DX 12-24mm F4
中は昔ながらの教室光景が広がっていました
明日へ続!


降り注ぐ

Ricoh GR Digital III
九州の一部で春一番が吹いたというニュースが流れ始めた
探索シーズン解禁まであと少しですねぇ・・・
まぁ結局真冬でも行ってたけど。 (;´∀`)


テーマ : GR DIGITAL - ジャンル : 写真
宮原抗(4) -三井三池炭鉱-
三池炭鉱 宮原抗は今日までとなります

Nikon newFM2 + Sigma 15-30mm F3.5-4.5DG
Kodak T-MAX 400

Nikon newFM2 + Cosina 24mm F2.8
Kodak T-MAX 400

Nikon newFM2 + Nikkor Ai 50mm F1.4S
Kodak T-MAX 400

Nikon newFM2 + Cosina 24mm F2.8
Kodak T-MAX 400
三池炭鉱を調べていて、ちょっと印象に残った詩を目にしたので
紹介してみますね
「囚人が働いていた時代もありました。大きな爆発事故があった時もありました。
労働者と会社が激しく闘った時期もありました。
だけど、いつもそこには、豊かな暮らしのエネルギーのために
石炭に熱い情熱と誇りを持った人々がたくさんいたことも、きちんと知ってほしい。
今はもう、石炭を掘っていないけれど、石炭が築いた歴史は、大切な遺産となって
町に息づいています。
そして、石炭は新たに活躍できる日まで今も地下に眠り続けています。」
大牟田市石炭産業科学館「めたせこいあ」(創刊号 2000年)より
三池炭鉱はまだこの他に爆発事故の現場ともなった三川抗、
そして三池炭鉱最大の規模を誇る万田抗とあります
そちらはまた日をあらためて近い内にアップする予定です
けっこう迫力あるよ♪^^


宮原抗(3) -三井三池炭鉱-
も少し三池炭鉱宮原抗続きます

Nikon F3 + Sigma 15-30mm F3.5-4.5DG
Kodak Ektachrome E100VS
先述でも述べましたがこの宮原抗は閉抗後、
坑内に湧出する地下水を汲み上げて排出するための施設でした。
当時,最新鋭のイギリス製ポンプを配備して地下水を克服していたそうです
炭鉱は地下水との戦いでもあります

Nikon F3 + Nikkor Ai 50mm F1.4S
Kodak Ektachrome E100VS

Nikon F3 + Nikkor Ai 50mm F1.4S
Kodak Ektachrome E100VS

Nikon F3 + Sigma 15-30mm F3.5-4.5DG
Kodak Ektachrome E100VS

Nikon F3 + Nikkor Ai 50mm F1.4S
Kodak Ektachrome E100VS
立ち並ぶトロッコ達。
トロッコってなんかいいよね、カワイイです

Nikon F3 + Nikkor 135mm F2.8S
Kodak Ektachrome E100VS
日本の炭鉱は世界に誇れる採鉱技術を持っています
現在、日本国内では炭鉱は無くなってしまいましたが
海外においてはまだまだ炭鉱が盛んな国があります
しかし炭鉱事故が後を絶たたない状況のようで、
日本からも技術伝承の為に年配の炭鉱技術者が派遣されているようです
過去に多数の犠牲者を出した事故の原因究明の中から発展した炭鉱技術は
途絶える事なく海外で花開いているんですね
明日まで続。


宮原抗(2) -三井三池炭鉱-
三池炭鉱 宮原抗の続きです

Nikon F3 + Cosina 24mm F2.8
Kodak Ektachrome E100VS
このレンガの建物は捲揚機室
(中には捲揚機が今も残されています)
ここのレンガもイギリス積ですね。
このブログではだいぶポピュラーになってきました(?)

Nikon F3 + Nikkor Ai 50mm F1.4S
Kodak Ektachrome E100VS

Nikon F3 + Nikkor 135mm F2.8S
Kodak Ektachrome E100VS

Nikon F3 + Sigma 15-30mm F3.5-4.5DG
Kodak Ektachrome E100VS
この宮原抗は多くの囚人達が採炭に使役されていたそうです
採炭作業は大変過酷で修羅坑と呼ばれ恐れられていました。
炭鉱は近代日本を支えた輝かしい事業ではありますが、
こういった囚人や朝鮮人の過酷労働の歴史が残されている事も
少なくありません。

Nikon F3 + Sigma 15-30mm F3.5-4.5DG
Kodak Ektachrome E100VS
囚人の扱いも今じゃ考えられないですね
この宮原抗はそういった歴史を背負った上で
これからも残されていくのでしょう
続。


宮原抗 -三井三池炭鉱-
この宮原抗は三池炭鉱の中でも古い歴史を持つ抗で
1898年(明治31年)に開坑し明治~大正時代、三池炭鉱の主力坑となり
1931年(昭和6年)に閉坑しています
ただし、閉抗後も第二竪坑櫓の設備は坑道の排水のために1997(平成9)年まで
使われていたおかげで今も現存しているようです。

Nikon F3 + Sigma 15-30mm F3.5-4.5DG
Kodak Ektachrome E100VS

Nikon F3 + Sigma 15-30mm F3.5-4.5DG
Kodak Ektachrome E100VS
近年、近代産業遺産への注目度が高まるにつれ
ここ三池炭鉱も御多分にもれず保存活動が活発になっており
最近では特にその動きが加速しています。
数年前は廃墟然としていた風貌が雑草なども取り払われ、
現在はかなり整備されてきています。
カテゴリ的にも数年前なら間違いなく廃墟の分類ですが
今は近代化遺産の方がしっくりくるのかもしれません。
でも私はあえて“廃墟”カテゴリでw

Nikon F3 + Nikkor Ai 50mm F1.4S
Kodak Ektachrome E100VS

Nikon F3 + Nikkor Ai 50mm F1.4S
Kodak Ektachrome E100VS
少しづつ抗口に近づいて行きましたが
近くで見ると流石に迫力がありますね
高揚感が抑えきれません...
続きます


序章:日本最大の炭鉱 -三井三池炭鉱-
三井三池炭鉱。
福岡県大牟田市と熊本県荒尾市にまたがる炭坑の総称です。
一時は全国の石炭の4分の1を掘り出していた日本最大の炭鉱であり
日本の近代化を支えてきた存在でしたが1997年3月30日に閉山。
今も炭鉱関連の遺産が多数残されている炭鉱跡です
歴史は古く、採掘開始となると江戸時代まで遡ります
操業期間が長く、規模が大きいという事は様々な歴史を刻んできたワケで。
炭鉱とは事故と隣り合わせの事業なのですが
ここ三池炭鉱は豊富な採掘量と引き替えに、悲しい事故の歴史をも持っています。
1963年11月9日には三池三川炭鉱炭じん爆発が発生し、
戦後最悪となる458人の犠牲者と839人の一酸化炭素中毒患者を
出した炭鉱でもあるのです。

Nikon F3 + Sigma 15-30mm F3.5-4.5DG
Kodak Ektachrome E100VS
現在も坑口跡が数箇所残っているのですが
今回ご紹介するのは宮原抗という坑口跡。
三井三池炭鉱は長丁場になりそうなので
今後、数回に分けて上げていきますね

Nikon F3 + Nikon F3 + Nikkor 135mm F2.8S
Kodak Ektachrome E100VS

Nikon F3 + Nikkor Ai 50mm F1.4S
Kodak Ektachrome E100VS
今回は全てリバーサルフィルムで撮影しています
色味がいつもと違うかもしれませんが、
フィルムの味をお楽しみくださいマセ♪
続きます


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