島に残されしモノ -永ノ島炭鉱-

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G
船を撮り終わって満足した途端、今度は炭鉱跡に興味が移りました←ゲンキンなやつ

Nikon D700 + Tamron SP AF90mm F2.8 Di MACRO
上はどうなってんだろ?
せっかくだから登ってみよかな?

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G
登ってみた。ええ感じ。

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G
愛しの君の全景も見れてゴキゲンです

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G
さらに森の中に足を踏み入れると
関連施設が点在してました。

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G
中を探索してお約束カットをゲットだぜ

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G
坑口も残っていました。
40年以上放置されている坑口は長い年月の末に土に埋もれ、
もうすぐ姿を消そうとしているかのよう。
以上で永ノ島は終了
小さな離島に残った炭坑跡
今回お世話になった瀬渡しの方に聞いたのですが
昔、この付近は他にも小規模の炭鉱がいくつか存在していたそう。
人知れず、今もそっと山の奥で眠っている炭坑跡もきっとあるのでしょうね
こういう趣味を持っていなければきっと出会う事もなかった遺構
姿あるうちに出来るだけ目にしたいものです。


花の上で眠る -永ノ島炭鉱-

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
せっかくなので船上に登ってみた
小さめな漁船ですね、おそらく炭坑とは無関係

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
かなり朽ちてますなぁ

Nikon D700 + Tamron SP AF90mm F2.8 Di MACRO
こうして見ると草原の上を船が走っているかのよう。
海運関係者からしたら不謹慎な話かもしれませんが
正直な話、わたくし座礁船ってものも好きです
特に座礁した後、長期間放置され朽ちている大型船とか見るとゾクゾクします。
先日「豪華客船が座礁」って記事を見ていそいそとクリックしたら
トンデモナイ事になってましたが…
(コレジャナイ感がいっぱいでした)
まぁ犠牲者が出るような座礁はシャレにならないですけどね
あの船長どうなったんだろう…


Image -永ノ島炭鉱-

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G
今回、この永ノ島を訪れた最大の目的
それはこの島に眠っている廃船。
存在を知ったのは同じ九州の廃友達(?)
ハンパない行動力で九州の廃を駆け巡るyousukeさんトコで上げられてた1枚の写真でした。
もう見た瞬間、その佇まいにひと目惚れ。
やっぱ自分、廃船大好きなんですよ
その時はまだyousukeさんとは面識がなかったのですが
後日知り合う機会があった日に聞いたのはモチロンこの廃船の事w
まぁこの日も一緒に撮影行ったんですけどね

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G
という事で愛しの君と初対面。
ぐおおぉ…イカス!やっぱ思ったとおり最高だよアンタ

Nikon D700 + Tamron SP AF90mm F2.8 Di MACRO

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
今回、この廃船を撮影するにあたり
訪れるまでにかなりキッチリとしたイメージが頭に出来上がってました。
構図、露出加減、レタッチのイメージまで。

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
それがこちらのカット
先日一度アップしましたね、年末の写真展にも出品した1枚です。
プリント後の雰囲気を前提として現像しているので少しアンダー気味です。
これはデジですが仕上げをモノクロとする事は決めていたので
いちおう同時にモノクロフィルムでも押さえてみたり。
さすがに100%イメージ通りというワケにはいきませんでしたが
仕上がりはまずまず。まぁ天候とかの条件もありますしね
このカットを撮影できた時点で自分の中ではこの永ノ島の渡航目的は
正直半分(以上かも)達成してましたw


離島に眠る -永ノ島炭鉱-
かつて九州は北海道と並び炭鉱の宝庫だった
有名な炭鉱というと三井三池炭鉱や軍艦島として知られる端島炭鉱があるが
記述に殆ど残らぬような炭鉱も数多くあり、炭鉱全盛期には大小合わせると
それこそ星の数ほどの炭鉱が存在していた。
池島炭鉱を最後に火を消した九州の炭鉱業は今では面影を残していないものが殆ど。
かつて炭鉱があった場所はこれまでここで紹介してきたような比較的大規模な炭鉱を除き、
多くが土地の再開発などによって姿を消している
しかし中には施設解体の憂き目に会っていない炭鉱もまだ僅かながら残る。
例えば離島につくられた炭鉱。
閉山後は人々が去り、島自体が再利用される事もなく放棄に近い状態になっている島である。
こう書くとまず思い浮かぶのは軍艦島だが、その他にも名も知られぬ炭鉱島が存在するのである。
今回訪れた永ノ島炭鉱もそのひとつ。
長崎県北部に浮かぶ小さな島、永ノ島。
ここに昭和42年に閉山した永ノ島炭鉱の遺構が眠っているのだ。

Ricoh GR Digital III

Ricoh GR Digital III
という事で渡航してきたんですが
実は離島とはいえ陸地からは非常に近い島。
しかし陸続きではないため、今ここを訪れる人は釣り人くらいでしょう。
この日も釣り人を運ぶ瀬渡しの船にお願いし、島へ渡る事としました。

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G
上陸するとともに炭鉱施設のお出迎えを受けます。
思ってた以上に小さな島。
そこには森にのみこまれながらも未だ存在感を示す遺構群が広がっていました。
何度体験してもこの遺構と対面する瞬間は特別な時間。
・・・・とここまで炭鉱跡の事を語っておきながら何ですが
今回に限っては私の目的はこの炭鉱跡がメインでなく他のものだったりするのです。


英検

Ricoh GR Digital III
壁を見たら漢字の書きとりをしたくなる人も
最近は少なくなっているようで。
今はもっぱら英検を控えてる人が多いようです。
ちなみに私は「羅」という漢字を「愛羅武勇」で覚えました


テーマ : GR DIGITAL - ジャンル : 写真
終幕前夜 -九段下ビル-

Nikon D700 + Nikkor Ai 50mm F1.4S

Nikon D700 + Nikkor Ai 50mm F1.4S
室内に残るディテールはどれもいい感じです
昔から廃墟だった建物というワケでもなく
比較的最近まで現役だった割には昔のものが数多く残されていました

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G

Nikon D700 + Nikkor Ai 50mm F1.4S

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
関東大震災後に建てられ、いわば戦火をもくぐり抜けてきた建物
建築当時はハイカラな建物だったのでしょう。
増改築を繰り返されているようで少々いびつな形となっている箇所もありました
現代の建築法だときっと引っかかるんでしょうね

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G

Nikon D700 + Nikkor Ai 50mm F1.4S

Nikon D700 + Nikkor Ai 50mm F1.4S

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
今回の記事を書くにあたり、あらためて調べてみましたが
1月13日現在、やはり予定通り解体作業は進行しており
今では建物全体に防音カバーがかけられ、もはや姿を見ることも
叶わない状態になっているようです
Web上でも見学に行かれた様々な方がブログなどでも記事を上げられています。
それはもうビックリするほど。注目度の高さが伺えますね。
今全国では保存活動も叶わぬまま、人知れず解体されている廃墟や近代遺産が数多くあります
多くの人々に見守られ、解体の日を迎えている九段下ビルは
そういう意味ではちょっとだけ幸せだったのかもしれません。
戦前の貴重な近代建築物を失い残念な気持ちに変わりはありませんけどね。
九段下ビルのエントリーは今日でおしまいですが
今回、無事にこの九段下ビルを訪れる事ができたのは
廃景ノスタルジアの華咲枯美さんが案内してくれたおかげでした
実はここに来る前にも一緒に別の鉱山物件に撮影に出かけており、
私が九州に帰る飛行機まで残された時間はあまりなかったんですが
どうしても見たいと道路に寝転がって地団駄踏んでいたら
私のワガママを笑顔で快く案内してもらえました。ヤサシー
どうもありがとう!枯美さん!
でもそもそも私が九段下に行く気になった決定打は
枯美さんとこで上げられていたカッチョイイ九段下の写真を見たからなんだよね
そういう意味では枯美さんには私を九段下に連れて行く義務があったと思われ。
オマエ、ナニサマヤ!ヽ( ゚∀゚)ノ┌┛)`Д゚)・;'


Space which induces art -九段下ビル-

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
九段下ビルに残った最後の住人は此処をアトリエとしていた画家の方でした
古い家屋を好んで住居とするアーティスト系の方の話は以前よりよく聞きます
こういう環境の中に身を置いていると、やはり感性を刺激されるのでしょうか
いや、感受性が強いからこそ引き寄せられているのか。

Nikon D700 + Nikkor Ai 50mm F1.4S
建物に温もりを感じ、時の流れを感じ、日々を過ごす。
きっと今の建物では味わえない暮らしがあるのでしょう
正直、ちょっと憧れますね…

Nikon D700 + Nikkor Ai 50mm F1.4S
最近はめっきり見かけなくなったウインドファン。昔流行りましたね
子供の頃、私の実家にもありました。
要は窓に取り付ける扇風機です。外気を取り入れるだけなんで風は冷たくなりませんw
でも夜はけっこう涼しい時もあったような気もするなぁ
現代のように熱帯夜が続く気候だとちょっと厳しいでしょうね
あぁ、夏が恋しい…←夏好き

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G

Nikon D700 + Nikkor Ai 50mm F1.4S
訪問した時はビルの内部を使ってアートイベントが開催されていました。
床には砂が敷き詰められ、ところどころ小物で演出されています
普段の廃墟撮影だと敬遠しがちなシチュエーションですが
まぁ時にはちょっと新鮮な気持ちで。。。


温もりを残して -九段下ビル-

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G
解体が決定しているとはいえ、
ここは完全な廃墟ではありませんでした
最後まで入居し続けた方がいらっしゃったようです
このビルにはかなり深い思い入れがあったご様子

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
写植・版下という看板が泣かせる
印刷出版に携わった事がある方にはおなじみの名称なのですが
デジタルデータ化した現在では見かける事も少なくなりました。

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G
足を踏み入れた第一印象としては
まだビル内には人の暖かみを残している。そんな気がしましたね。

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G
都内の歴史的建築物というと同潤会アパートが思い浮かびますが
こちらも殆ど解体されています。見たかったな。
この日は解体間近という事もあって絶え間なく見学者が訪れていました。
やはり都内在住の方にとっては馴染深い建物だったのでしょう


昭和遺産 -九段下ビル-

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G
近代遺産、建築物に詳しい方ならピンとくるかもしれないこの姿。
解体が決まり、昨今新聞やニュース等で報道された事もあって
目にした方も多いかもしれません

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G
都内にある1927年(昭和2年)に竣工された雑居ビル。
近代ピルに囲まれ異彩を放つ存在の「九段下ビル」です
私もニュース記事を見て気になっていたのですが
年末に写真展で上京した際、なんとか解体直前の姿を拝む事ができました。

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G
解体を目前に控えた九段下ビルは全身にネットをかけられ
惜しくも趣のあるコンクリート壁をそのまま拝む事はできませんでしたが
ビルから放たれる強い
こりゃ予想通りええ感じや!

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G
解体まで残された僅かな時間
ビルの中を一部公開していたため、この日は堂々と中に突入できます
(こういう時は突入って言わないのかも)

Nikon D700 + Nikkor Ai 50mm F1.4S
ええ門構えです。
この年季の入ったビルの看板は建築当時のものでしょうか?
ワクワクを胸にして突入します
(だから突入じゃないて)


初詣2012
今年もちゃんと初詣にいってきました。

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G
九州には福岡を中心として三社参りという風習があります。
(中国地区の一部でもあるようです)
その名の通り三つの神社を詣でる風習なのですが、今年はまだ二社しか回ってないw
あとひとつ回らなきゃなぁ…ほんとはお正月のうちに回らないといけないんでしょうけどね
二件目で行ってきたのは佐賀県にある祐徳稲荷神社
九州では福岡の太宰府天満宮に次いで参拝客が多いそう。

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 24-120mm F3.5-5.6G
むぅ…
まぁ贅沢は言うまい。(;´д`)


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