春節祭 −彩−

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
日没を迎えると一斉にランタンが点灯を迎えいよいよ祭りもハイライト。
長崎の街が鮮やかに朱に染まります
このブログも朱に染まりますw

Nikon D700 + Nikkor Ai 85mm F1.8D

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
巨大なランタン龍も踊ってますよ

Nikon D700 + Nikkor Ai 85mm F1.8D

Nikon D700 + Nikkor Ai 85mm F1.8D
昔は赤いランタンだけだったんですが
今はピンクや黄色のランタンも増え、より賑やかになっています。
うん、ピンクはカワイイですね
しかし夜になると当然ながら冷え込みも増してくるんですよね
ランタンフェスティバルの夜の撮影は寒さとの戦いでもあります。
久しぶりでしたがやっぱり今年も寒かったw


春節祭 −催−

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
ランタンフェスティバルというからにはやはり見所は沢山の燈會(ランタン)
日没後、ランタンが点灯されると一層鮮やかに街が朱に染まります
しかし昼間にもたくさんの見所が。
複数に分かれた会場では多くの催しが行われて祭りを盛り上げます。
今年は運良くいくつかのイベントを目にする事ができました。

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
媽祖行列(まそ行列)
江戸時代、長崎に入港した唐船の乗組員たちが
航海安全の神とされる媽祖(まそ)を寺に安置するために
実際に行っていた行列だそう。

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
ご存知の人も多い(?)龍踊り(じゃおどりと読みます)
本来、秋口に行われる長崎くんちの演し物なのですが
長崎の祭りの象徴として今やけっこう色んなイベントで見かけます。

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
という事で龍も踊る踊る

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
踊る踊る

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
そりゃもうノリノリで踊りまくる(しつこい)

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
というワケで日中もかなり見所満載だったのデス。
昼間に見るランタンもけっこう味があるしね


春節祭

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
突然スンマセン。
村樫鉱山の記事途中ではありますがチョット休憩(飽きたワケじゃないよ
一昨日の24日までで終了しましたが
長崎では冬の風物詩であるランタンフェスティバルが行われていました。
なんだかんだでまともに撮影したのは7年振り!
(前データ見てビックリ。そんなに来てなかったとは…)
て事でタイミング逃す前に記事として上げさせてもらいやす。

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
九州ではすっかり長崎の祭りとして知名度も浸透してますが
知らない方もいると思うので、いちおう簡単にご説明。
このお祭りは、長崎新地中華街の人たちが、街の振興のために、中国の旧正月(春節)を
祝うための行事として始めたもので、もともと「春節祭」として長崎新地中華街を中心に
行なわれていましたが、平成6年から規模を拡大し、長崎の冬を彩る一大風物詩となりました。
(公式HPより抜粋)
という事で二週間に渡る期間中、長崎の中心地は沢山のランタンによって彩られます。

Nikon D700 + Nikkor Ai 85mm F1.8D

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
ー長崎孔子廟ー 明治26年(1893年)築


奥へ誘われ -村樫石灰戸叶鉱山-

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
さらに奥へと誘われ
行こか戻ろか

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
まぁ進むんですけどね

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
ぱっくりと口を開けてるのは
最初に紹介した黄色いタンク

Nikon D700 + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
右も左もコンベアを覆う 錆びたトタン製のパイプが並ぶ。
しかしこのトタンがなびく音っていうものは
なぜもこう雰囲気を盛り上げてくれるのか…

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
ご馳走様でした
(族)


伝える姿 -村樫石灰戸叶鉱山-

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
鉱山廃墟というものは 産業遺産としての側面も持っています
そして多くの鉱山は日本の高度成長を支えた根幹産業でもあるのです

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
鉱山によって閉山した理由は様々あるでしょう
産業自体が衰退したケースもあれば
会社経営としての問題もあったり…

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
しかしながらどの鉱山でも
大なり小なり日本の産業を支え続けた事実があり
時には産業として斜陽を迎えた現実をも表しています

Nikon D700 + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di

Nikon D700 + Nikkor Ai 50mm F1.4D
鉱山廃墟はその現実を無言ながらにその姿で伝えています。
私が鉱山廃墟に惹かれる理由はその風貌のみじゃない
そういった姿を感じさせてくれるからなのでしょう
(まだ続)


廃の森 -村樫石灰戸叶鉱山-

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
途中、なんとも形容し難い光景にも出会いました。

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
複雑に絡み合ったベルトコンベア
そしてさらにそのコンベアに絡み付く薮
どこまでが人工のモノでどこからが自然のモノなのか

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
というか、今の季節だからよかったけど
夏場だったら薮が深すぎてきっと入れないよね、ココ。

Nikon D700 + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
薮も含めてすべては廃によって創り出された光景
さながら廃の森に身を投じたようだった
(続)


鉄の温もり -村樫石灰戸叶鉱山-

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
鉱山廃墟の楽しみ
それは残された施設で見られる機械や工具たちの姿

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
チョーいい感じです。
色合いといい錆加減といい、ポイント高いですね

Nikon D700 + Nikkor Ai 50mm F1.4D

Nikon D700 + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di
ここに残されているのは無機質な機械たち
でもかつては人の手によって使われ、整備され、動かされていた。
温もりを感じるのはきっとそのせい。

Nikon D700 + Nikkor Ai 50mm F1.4D

Nikon D700 + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di
冷たい鉄の塊。
だけどきっとそれだけじゃない
(続)


高揚 -村樫石灰戸叶鉱山-

Nikon D700 + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di
周辺を見渡すと薮に包まれた廃車の姿
薮の深さに時の流れを感じさせられる

Nikon D700 + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di

Nikon D700 + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di
一歩一歩近づいていくと 大きく目の前にそびえ立つ建築物
外れかかったトタンの壁が
バタンバタンとまるで演出のごとく
静寂を切り裂いて鳴り響いていた。
その音がさらに気持ちを高揚させる

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
足を踏み込むとさっそく素敵な光景のお出迎え
鉱山ですねぇ

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
錆びた階段が待ち受けています。
いざ行かん。
(続)


心ゆくまで -村樫石灰戸叶鉱山-
久しぶりの鉱山記事
訪れたのは栃木県の山奥にある石灰鉱山跡
ずらりと並ぶ黄色いタンクが印象的な廃墟です。

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX

Nikon D700 + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di
初めて訪れる物件
まずは周辺を歩き回りじっくりと雰囲気を味わいます
そう、まるで注がれたワインを一口飲む前にまずは香りを楽しむが如く…(そら言い過ぎや

Nikon D700 + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
しかし折角の鉱山物件
じっくりと焦らず心ゆくまで楽しみたいという気持ちは
それに通じるものがあるかもしれませんね
(続)


偶然と必然

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
ちょっと気に入ったモチーフだったので連続アップしてしまおう。

Nikon D700 + Nikkor Ai 85mm F1.8D

Nikon D700 + Nikkor Ai 50mm F1.4D
気が付けば今日の三枚は全部違うレンズを使ってたり。
どれだけ気に入ってるのって話ですねw
この廃車は偶然見かけたものですが
自然は、必然と偶然が絡み合って起こるという話を聞いた事あります
きっとこの日、この車に出会ったのもきっとそう。
私がこの世に生を受けた時からこの車に出会う事は決まっていたのです。
……そんな都合いい話ってホントあるのかな?( ´Д`)


白き教会

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
んでもってこれが噂のド・ロ神父さん

Nikon D700 + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di
んでもってこれが同じくド・ロ神父によって設計・施工された
出津(しつ)教会 明治14年に着工、翌15年(1882)に完成
白い壁が非常に美しい教会です
この出津教会は
世界遺産の暫定リストとして登録された
「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の1つとなっています。
軍艦島と同じく、世界遺産へ向けての第一歩である
暫定リスト入りは果たしているというワケですね

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G

Nikon D700 + Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
教会は今も現役でミサなどが行われているようです

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
神父の像はこの出津教会の袂に教会を見守るように立っていました。
古くからキリスト教信者が多かった長崎は市内はもとより、
今も離島などに多くの教会を残しています。
これからも機会をつくって撮影してみたいのですが
撮影に行った時に感じるのが、キリシタンでない自分が教会の内部で
カメラを構えるのに少し後ろめたい気持ちになったり…
あ、いちおうお礼は心の中でしてますけどね。(^_^;)


石積みの教会

Nikon D700 + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di
先日の記事で紹介したド・ロ神父の大平作業場跡。
彼が残した足跡はこの長崎県外海町に他にいくつか残されています
作業場跡からさほど離れていない場所にあるこの建物もそのひとつ

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX
一見、平屋の住宅のように見えるこの建物は
ド・ロ神父が設計した大野教会
それは海を見下ろす丘の上にひっそりと残されていました。

Nikon D700 + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di

Nikon D700 + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di
同じくド・ロ神父が建てた教会でここから少し離れた場所に
出津教会という大きめな教会があるのですが
高齢の為、そこまで行く事が出来ない人達のために建てたのが
この大野教会だったとの事。

Nikon D700 + Tokina AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX

Nikon D700 + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di

Nikon D700 + Tamron 28-75mm F2.8 XR Di
ド・ロ神父がキリスト教禁令が解かれたこの長崎の地で
布教活動を行っていたという事は先日の記事でも書きましたが、
まったく知らない異国の地から現れ、自分の財を投げ打って
住民の生活と布教の為に尽くす神父の姿は当時の住民の目にどう映ったのでしょうか
しかし神父が手がけた教会は今もこうやって大切に保存され続けている事からも
地元の人に受け入れられ愛されていた事は容易に想像できるようでした。


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